大事なポイントです。バッグのデザイン画を前、横、上から見た所を一度に描く場合、3点透視図法という方法を使うと立体的な表現ができます。近くの物は大きく見えて、遠くの物は小さく見える、あれです!
3点透視図法の基本を覚えるには、まず、A4の紙で練習してみましょう。
紙の上の方に同じ高さの左右の消失点と、紙の下の方の真ん中に消失点を描いて、まず左右の消失点から放射線状に線を引き、交わった場所に向かって底から放射線状に線を引きます。線の重なり合った部分で4つ角ができ、箱形に見えてきませんか?
実際に画用紙いっぱいにバッグの絵を描く場合の消失点は、遠くに有ると考えて、紙の上ではバランスの良い大きさで描きましょうね。
この図の赤枠が画用紙だとしたら、消失点ははみ出ているので、ガイド線を想像して描きましょう。
バッグを描くときの基本のマチの構造を描いておきましたので、参考にして下さいね。
ガイド線の考え方があることを、知っていただいたら、それを念頭において描いてみましょう。
1、最初にバッグ本体の骨組みを描きます。この時、底部分から描くと安定します。
バッグの身幅、高さ、奥行き(マチ幅)の順番でアタリを描きます。
2、それに持ち手やショルダーひもを付け位置を確認して、大まかな形状を描きます。
3、ふた(カブセ)やファスナー等、細かい部分を描き足して行きます。
バッグは安定感が有るようにデザインする事が多いですから、下に行くに従って幅が広い物が多いです。ですから3点透視図法で描いても、3点透視図に見えないと思います。
厳密に考えなくても大丈夫ですよ。近くの物より遠くの物のほうが小さく見えるという事を念頭に置いて描いてみて下さい。
持ち手の位置を正しく描くのは難しいですね。